多良間を思い出したな　たらまー５

ブログ『新・沖縄にとろける』にアクセスしていただきありがとうございます。
ブログ上では、私自身を“ポンコツ”と表記し、
また、一般個人の方が特定されないよう、表現を多少デフォルメしますので
よろしくお願いします。

かねぐすくさんの自宅を後にする。もう外は暗い。ここは宜野湾のどこらへんだかわからない。
とりあえず南城にナビを設定して車を走らせよう。
「ポンコツ？　帰りはゆまのダンナが車持ってくるから南城まで行かなくても
大丈夫サー。那覇で食事しよう」
「わかりました。どこのお店にしましょうか？」
ゆまちゃんは携帯でダンナとしゃべっている。
「えーっ、まだかかるの？」とか「そっちじゃないよ」とか
言っていたが、店が決まったようだ。
「ポンコツ？　ダンナは３２９号付近まで来てほしいって。その辺まで走らせて」
那覇へ向かって車を南下させる。宜野湾市内は渋滞で予想より時間がかかった。
お腹すいたな。もう９時を回ってるのか？
で、やってきたのは南風原町内の普通の飲み屋である。
「あっ、アキヒロ来てるね、ママ！」
どうやらダンナの車が先に到着していたようだ。
ダンナかあ、俺とモネの夢を潰したダンナかあ。
ゆまちゃんは俺と一緒になるんじゃなかったのか？
今から会うアキヒロとやら、俺のカタキだな。カタキじゃないか！
どうやって接しようかな？　どんな奴なんだ？　ゆまちゃんのハートを射止めたのは！
前のカレシはＪリーガーの我那覇似だった。
今度は誰だ？　誰に似ているんだ？　俺よりカッコイイのか？　そんなわけないだろう？
店に入るまでのほんの１分足らずの間に、俺は何を考えていたんでしょうね。

（糸満市・平和祈念公園から見る海）