コインランドリーのおっちゃん

ポンコツ34@那覇

2011年11月27日 13:17

那覇市民になって半年近く。
実は、一番気を遣わずに会話をする人は、牛乳屋のおっちゃん。
自分が、コインランドリーに洗濯をしに行くと、たまあに居る人だ。
コインランドリーのとなりに、牛乳屋がある。
6月の暑い日のことだな。
「あんたどこから来たんや?」
「(小声で)鹿児島です」
と言ったら、「鹿児島かい? 自分も若いころ何年か住んでいたよ。
天文館に良く飲みに行ったなあ。昔と違って今は、天文館もさびれたらしいね」
ってな形で会話が始まった。
それから週に一回くらい、コインランドリーに行くと、俺の姿を見ては
「どうだい? 沖縄暮らしは慣れたかい? 暑いだろ」とか
「仕事は順調か?」
「何? 今日も奥武山に(野球)観に行くのか?」
ってな感じでね。お互い野球好きというのも話が合った理由のひとつだな。

それが、秋ごろから2か月くらい、姿を見なくなったので、ちょびっと心配
するようになった。
洗濯機を買わないでいるのも、この会話がなくなるからだと思い、コインランドリー
通いを続けた。
今月かな、久々におっちゃんを発見した。
「おお、元気か? しばらく見なかったって? 俺は毎日来てるわけじゃないんだよ」
「(牛乳屋の)オーナーじゃないんですか?」
「いや、雇われだよ。もう60過ぎてるし、子どもも独立しているからあくせく働くことはない」
「そうだったんですね」
「時間あるだろ? 店に入って茶でも飲んでいきなさい」
と言われ、店に入り茶をいただいた。

で、このときようやく、名前を聞いた。
これがまた、沖縄難読苗字なのよね? これはよほどの沖縄好きでも読めないだろ?
だって完全に当て字だからな。
で、その苗字はって? 本人の承諾を得てないから公開はできないが。
ただ、苗字の由来を聞いたとき、琉球王国やグスクといった沖縄の歴史に縁がありそうな、
読み方でね、またそこに俺は感銘を受けたな。
おっちゃん、今度飲みに行きましょう。


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