偉くなった? 師匠の来沖 3
「私を待っていたのではないのかね? このテレビカメラは」
「右京さんの取材だったようです。私も最初は、人権擁護委員になった師匠の
取材ではないかと…(笑)」
「ポンコツ君、今日は多良間の田舎から出てきたんだから、いろいろ済ませたい用事がある。
今日は予定はどうなっているかね?」
「師匠がお見えになるってことで、夕方まで空けてあります」
師匠の荷物を持って、車に乗り込む。とりあえず荷物をホテルに置いていこうと
いうことになった。
「ホテルから裁判所は近いのかね?」
「歩いて10分程度です。あとで案内します。私もたまに行っていますので」
うみそらトンネルを抜けて、市街地を横断したら、師匠の泊まるホテルは
すぐそこだ。国際通り沿いだな。
パーキングはホテルの裏に完備されているようだ。
そこに車を停めて、師匠をホテルまで案内する。
フロントは10階にあるようだ。
田舎者の師匠では(笑)、フロントが10階なんかにあったら
戸惑うだけだろうな。
フロントで、師匠はツアーで今回来たので、旅行会社からもらった
クーポン券を係りの女性に提示し何やら話をしているが、
よくよく聞いていると、「オタクは宮古なの? ほうほう、私は多良間だよ」
とか言いながら、女性を口説いている(呆)。
年齢と場所をわきまえてほしいものだ。
師匠の女癖は今に始まったことではないがな。
ママが俺にグチるのもわかる気がする。
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