同友会大学の講義

ポンコツ34@那覇

2011年12月10日 04:51

そういえば、2か月前のことだが同友会大学の講義に参加した。
2か月前のことを今頃書くなよと言われそうだが(苦笑)。

その講義は、憲法改正問題に関するものと、沖縄の米軍基地に関するもの。
いずれも沖縄に住んでいる限り、いや人間でいる限り無視はできないだろう。
最近のすったもんだのいろんな件は、日本の中心は実は沖縄であって
沖縄を無視して事を動かすことは、もうできませんよっていう
逆説的なメッセージに、俺には受け取れるな。

で、憲法改正講義。琉大の高良教授・帽子をかぶった先生で
著名な方だが、面白くわかりやすい講義だった。
内容は賛否両論あるかもしれないから、詳細は書かないよ。
でも、いろんな気づきと発見だけは、誰にも否定はできないのだ。
印象に残ったのは…、大日本帝国憲法の前文の解説だね。
先生の解説では、前文には「国を愛し、公に従い、天皇のために
臣民は忠実に戦って、命をささげなさい。国の力を、栄光を諸外国へ知らしめなさい…と」
記載しています。その後日本はどんな道を歩みましたか? と問いかけてくれました。
つまり、この憲法制定時点ではまだどこの国とも戦争していないのに、
これから日本国は戦争をしかけていくのですよ…、と謳ってあるのですね。
現在の日本国憲法の前文はわりと目を通したこともあるので、概要は知っていたのですが
(行政書士試験でも勉強したしね)、大日本帝国憲法の前文はノーマークだったな。
で、歴史は、その前文のとおりになっていったのですね…。

講義の後半は、米軍基地問題についてで、沖縄国際大の前泊教授の講義だった。
ベストセラー本でもおなじみの先生ですね。
基地問題、沖縄の政治経済の問題についてズバッとわかりやすく
迫力のある解説をしてくれました。
なぜ、基地がなくならないか、どこに解決の処方せんがあるのか、
基地が抑止力を果たしている云々…、その他もろもろ
裏付けのある解説で、この講義はほんと沖縄県民のみならず
国民全員が拝聴すべきものだね。
なぜ、沖縄には多くの交付金が配分されるのに、いまだに全国最下位の水準でしかないのか
(所得、失業率、進学率、年金滞納率…)とか、いびつな産業構成の問題(第二次産業が極端に少ない)とか。
先生いわく、負のスパイラルから抜け出せない仕組みが、今までの施策でできてしまっているっていう見解だったかな?
知らないことを数字で裏付けする解説だからわかりやすかったね。
バカな俺でも理解できたから、先生の講義はほんとおすすめ。
先生とは、講義後雑談をする機会もあり、まだまだおどろきの事実を教えてくれたし、
今日は参加した甲斐があったな。

さて、ほかにこの日の収穫っていったら、ひとり知り合いができたことだな。
俺の隣の席はいつも空いているが(笑)、講義の休憩時間に
「隣あいてますか?」と言われ「はい」と普通に応えたんだけど。
で、振り向いたらその声をかけたひとは、キレイな女性で(笑)、俺に名刺を出して
きたので、自分も慌ててご挨拶をさせていただいた。
ちょっとドキドキしたな。こんなドキドキはいつ以来だ?
会社役員の方でフェイスブックのパワーユーザーとのことだった。
「フェイスブックやってますか?」と聞かれ、「登録だけして、利用はしていません」
と告げたら、「沖縄グループに参加しませんか? 輪が増えますよ」と
教えてくれた。
特に興味もなかったんだけど、家に帰ってPCをチェックしたら、その女性が
グループに俺を登録してくれたようで、イッキに友達なり
メッセージが来ていたんだよね。
フェイスブックを“再開”したってことで、彼女に感謝だね。
で、そのキレイな女性は残念ながら人妻だったが(爆)。
また会いたいな…。


(画像は講義とまったく関係ありません)




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