ブログ『新・沖縄にとろける』にアクセスしていただきありがとうございます。
ブログ上では、私自身を“ポンコツ”と表記し、
また、一般個人の方が特定されないよう、表現を多少デフォルメしますので
よろしくお願いします。
「そうそう、今度宮古民謡のほうで、コンクールがあるから見学に来なさい。
私も会場にいるから。上手なね、人の歌を聴いて、勉強していきなさい!」
と宜野湾の『かねぐすく』さんから誘われたこともあって、先日宮古民謡の
コンクールを観に行ってきた。
場所は豊見城公民館だ。俺の家から車で10分かからない。近いな。
どこへ行くのも近い沖縄生活を満喫している。
鹿児島住まいのときは、どこいくのも最低40分はかかっていたよ(呆)。
まあ、そんなことはよいか?
宮古島で自分も出演していたコンクールとは運営団体が違うが、
スタイルはほぼ同じ。
新人賞・優秀賞・最高賞があるのも同じ。
ただ、こっちのほうは、最高賞の上級としてグランプリ賞が設けられている。
グランプリ賞はかねぐすくさん曰く、『受賞は一人だけ』という制限があるそうな。
師匠が出演者の後ろで三線を伴奏するのは、新人賞だけが許される。
自分は出演者でもないのに、9時前には会場に行ってたから、
リハーサルやセッティングの場面にも出くわし、しまいには出演者の輪に入って
当日の注意事項を聞いていた(笑)。
なんだこいつは? どこの研究所だ? とほかの人は思っていただろう。
“工工四シールの貼り付けは禁止。はがしなさい”“出番10分前に居ない場合は失格”
“礼を怠ったら退場”“事情のない限り、立って演奏する”ってな感じで、
本場宮古島のコンクールよりやや厳しい。
さて、新人賞から聴いていこう。
課題曲は『なりやまあやぐ』『豊年の歌』『米ぬあら』である。
新人賞は、“完走”すればまず通るから、小さい子も一生懸命歌っている。
音程が外れていたり、ちんだみが狂っているのも愛嬌だね。
途中で歌詞を忘れて? 諦めてしまう大人もいる中、間違っていても
平然と堂々と歌う子どもにはあっぱれだね。
各研究所の師匠が伴奏を入れ代わり立ち代わりしている。
かねぐすくさんも、弟子の伴奏でステージに出てきた。
先日おじゃましたときの姿からは想像もできないほど、着物姿がかっこよく威厳があったな。
(豊見城市 豊崎海浜公園)