2011年07月30日
移住初日からモネが来た 4

アクセスしていただきありがとうございます。
ブログ上では、私自身を“ポンコツ”と表記し、
また、一般個人の方が特定されないよう、表現を多少デフォルメしますので
よろしくお願いします。
さて、朝食も兼ねて那覇市街へ出かけよう。
モネは桜坂へ行きたいという。
カーナビを便りに近辺までやってきたが、車を停めると
一瞬どこだかわからない場所だ。社公害いや社交街のようで、スナックが何軒も軒を連ねている。

「ポンコツ、この辺に俺は住んでいたんだ」
「それは初耳だな」
「いや正確には滞在していただな。ポンコツが宮古でコンクール受けただろう。
あのあと那覇の民宿に一か月滞在していたんだ。ずっと住むつもりが、体調崩して強制送還…

「嗚呼、平良で分かれてから後のことだね」
あれから3年経つのか…、3年後に俺が那覇に住むことになろうとは、俺自身も思っていない。
ほんと人生はわからんな。ただ、モネも俺も自分の意志で行動してきたってことだな。
行動起こせば何とかなるのかもな。
桜坂から平和通り、サンライズ那覇通りを二人で散策する。
本来はこんなモネのようなゲテモノではなく、新しいブログでも同じことを言うが
女性と歩きたい(笑)。
サンライズ通りの閉まったシャッター、道端でゴミをあさっている初老の人(笑)、
午前中でも薄暗くどことなく怪しげな通りを歩こう。
「この通りはね、夜になると誰も人が通らないんだ。自分も良く道端で三線

変わってないな、懐かしいよ。いやあ、ポンコツちゃん、那覇に住めるなんてうらやましいね。
素晴らしいね。俺も那覇に住みたいなあ

モネはしみじみとつぶやく。
開南の交差点の手前で市場通りを歩いていく。
「この通りを抜けると自分が通っていた定食屋

モネにそう言われてやってきた店はまだ開店前だった。
でもモネはおかましなしで店の扉を開ける。
「あの、まだ営業しないんですか?」
「準備中だけど、まあ入って涼みなさい」
初老の夫婦が経営している店のようだ。
沖縄そばでも食べようかな。
でも、頼んだものは昨日と同じ、みそしる定食だ。
モネも昨日と同じ、ポーク玉子定食だ。
「昨日と同じじゃないかよ!

お互い笑うしかないな。
テレビ

【気象台は沖縄地方が本日梅雨明けしたとみられると発表しました】と
ニュース番組で言っている。
長い長い夏

この街で生きていけるかな。ポンコツの第3章、いや第4章かも。
お前いったい何回リスタートしてるんだ? って言われそうだな。

飯を食べ、空港

八重山コンクールに向けモネは臨戦態勢になっている。
コンクールが終わったら、帰りにまた那覇に来るという。
「コンクール、ベストを尽くして頑張ってな」
「うん、わかった。今年は今までにないくらい自信がみなぎってるよ」
セキュリティーチェックへ向かうモネに、静かに手を振った。


(知念岬公園・稽古に励むモネ)
Posted by ポンコツ34@那覇 at 20:39│Comments(0)
│那覇生活