2011年11月23日
新しい師匠
二週間くらい前のこと。豊見城市内をいつものチラシポスティング。
同業者のみなさんは、「こいつ不毛なことばっかりやってるな
」なんて思っているだろう。
県会に出席することもなく、気が付けば孤独の毎日だ。
しかも今月は、反響が少なく凹む毎日だ。貯金も底が見えている。
バイトに出ないといけない? 不安ばかりの中でも
歩かないと。宣伝して自分を知らしめないと。
そんなことを考えて全部配布し終えたら暑い暑いし、お腹がすいた。
どっかで食事をしようと思って、歩いていた。
すると、ぼろい(失礼!)食堂を発見した。
空いているようだ。ここに入ってみよう。
入った。
誰もいないのか?
と思い、帰ろうかと思ったとき
「やってますよ。どうぞ」という中年女性の声がした。
タコライスを注文した。
店内の奥に三線
が数本置いてある。
三線ケースが山積みになっている。
自分のテーブルのそばには、ポスターが貼ってあった。
来月、民謡発表会が読谷村であるようだ。
タコライス
が運ばれてきた。食べるとしよう。
食べ終わったら、中年女性が「何か飲み物
飲まれますか?」
と聞いてきたので「コーラを下さい」と言ったら
「すみません、コーラは切れてます」とのことだ。
沖縄らしいな。
「では、アイスコーヒーをお願いします」と言ったら、
コーヒーはあるようで、運ばれてきた。
「あの、ここで三線教室やってるんですか?」
「はい、週2回ここでしていますよ。おきゃくさん三線
に興味あるんですか?」
「はい、実は三線やってます。宮古民謡なんですが…」
「宮古民謡ですか! それはすごいですね。本島の人には発音が難しすぎてね…
」
「でも、私は元々ナイチャーでして、師匠には半年に一回休
みを利用して稽古してもらっていただけですので、半分独学です」
「独学なんてすごいわー。ここにもね、タクシーの会社が近くにあるので、
中高年男性がお弟子さんで2人いますよ。初心者ですが一生懸命やってます」
「そうなんですね。今度ご迷惑でなければ稽古を見学させてください
」
ってな感じで、稽古を見学することになった。
会話はまだ続く。
「で、師匠さんってどんな方なんですか?」
「あの、私ですが
」
中年女性が自ら師匠だったのだ。失礼な会話しちゃったな。
「すみませんでした。あなたが先生なのですね
」
「そういうことになります。で、ここに私がいます」
と、さっき自分が見ていた“読谷ポスター”を指さしてくれた。
「えっ、この写真が先生ですか? 今先生メガネかけてます
から、わかりませんでした。すみません、馴れ馴れしくしてしまって
」
「別に良いですよ。月曜と水曜の夜が稽古日ですが、この日はずっとやっている人たち。
中高年男性は初心者なので、別の日に設定しています」
「わかりました。検討してみます」
検討するって答えたけど、自分の心は8割がた決まっていた。
知り合いを作らないといけないから。別に経営者である必要
はない。とにかく、うちなんちゅの知り合いを作らないとね。
それには三線
だな。考えは固まった。
家に帰り、さっそくインターネットでさっきお会いした先生を検索した。
すると…。
「えっ、すごい経歴の先生だな。俺はこんなすごい人と会話していたんだ…。
ちょっと恐れ多いかな?
」
さっそく、引っ込み思案の病気が始まった…。
(先生の名前は、当分仮名表示にします。まだ正式に弟子になったわけではないので)

同業者のみなさんは、「こいつ不毛なことばっかりやってるな

県会に出席することもなく、気が付けば孤独の毎日だ。

しかも今月は、反響が少なく凹む毎日だ。貯金も底が見えている。

バイトに出ないといけない? 不安ばかりの中でも
歩かないと。宣伝して自分を知らしめないと。

そんなことを考えて全部配布し終えたら暑い暑いし、お腹がすいた。
どっかで食事をしようと思って、歩いていた。
すると、ぼろい(失礼!)食堂を発見した。
空いているようだ。ここに入ってみよう。
入った。
誰もいないのか?

「やってますよ。どうぞ」という中年女性の声がした。
タコライスを注文した。
店内の奥に三線

三線ケースが山積みになっている。
自分のテーブルのそばには、ポスターが貼ってあった。
来月、民謡発表会が読谷村であるようだ。
タコライス

食べ終わったら、中年女性が「何か飲み物

と聞いてきたので「コーラを下さい」と言ったら
「すみません、コーラは切れてます」とのことだ。
沖縄らしいな。
「では、アイスコーヒーをお願いします」と言ったら、
コーヒーはあるようで、運ばれてきた。
「あの、ここで三線教室やってるんですか?」
「はい、週2回ここでしていますよ。おきゃくさん三線

「はい、実は三線やってます。宮古民謡なんですが…」
「宮古民謡ですか! それはすごいですね。本島の人には発音が難しすぎてね…

「でも、私は元々ナイチャーでして、師匠には半年に一回休
みを利用して稽古してもらっていただけですので、半分独学です」
「独学なんてすごいわー。ここにもね、タクシーの会社が近くにあるので、
中高年男性がお弟子さんで2人いますよ。初心者ですが一生懸命やってます」
「そうなんですね。今度ご迷惑でなければ稽古を見学させてください

ってな感じで、稽古を見学することになった。
会話はまだ続く。
「で、師匠さんってどんな方なんですか?」
「あの、私ですが

中年女性が自ら師匠だったのだ。失礼な会話しちゃったな。
「すみませんでした。あなたが先生なのですね

「そういうことになります。で、ここに私がいます」
と、さっき自分が見ていた“読谷ポスター”を指さしてくれた。
「えっ、この写真が先生ですか? 今先生メガネかけてます
から、わかりませんでした。すみません、馴れ馴れしくしてしまって

「別に良いですよ。月曜と水曜の夜が稽古日ですが、この日はずっとやっている人たち。
中高年男性は初心者なので、別の日に設定しています」
「わかりました。検討してみます」
検討するって答えたけど、自分の心は8割がた決まっていた。
知り合いを作らないといけないから。別に経営者である必要
はない。とにかく、うちなんちゅの知り合いを作らないとね。
それには三線

家に帰り、さっそくインターネットでさっきお会いした先生を検索した。
すると…。
「えっ、すごい経歴の先生だな。俺はこんなすごい人と会話していたんだ…。
ちょっと恐れ多いかな?

さっそく、引っ込み思案の病気が始まった…。
(先生の名前は、当分仮名表示にします。まだ正式に弟子になったわけではないので)
Posted by ポンコツ34@那覇 at 21:04│Comments(0)
│三線